ファーブルルーバの腕時計 価格や評判、ヤクルトとの関係など話題のブランドの詳細について。
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最近、何かと耳にする機会が多い『ファーブルルーバ』というブランド名。
既に知っているという方は、かなりの時計通かと思います。
個人的には全く知らなかったブランドですが、何やら急に露出が増えてきたので、気になって調べてみようと思いました。
尚、調べてみた結果、とてつもなく歴史のある超老舗メーカーであることがわかりました。
他にも価格帯や人気モデルなど、気になる部分をいくつか紹介したいと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただけたら幸いです^^
ファーブルルーバの歴史について
ファーブルルーバは、スイス・ゾロトゥルンに本社を構える高級時計メーカーです。
アブラハム・ファーブルという人物によって、なんと1737年に設立された300年近い歴史を誇る、現存する時計メーカーとしては世界で2番目に古い老舗中の老舗です。
(ちなみに、現存する時計メーカーで最も古いのは、1735年創業のブランパンだといわれています。)
まさにスイス・ル・ロックルの時計産業のパイオニアであるファーブルルーバは、自社工房を持つウォッチメーカーとして、スイス時計業界の発展に貢献したブランドの一つであるといわれています。
近年までの歩みに関しては割愛しますが、1960年代がファーブルルーバの黄金期だったといわれています。
1962年に発表された『ビバーク』という手巻式の腕時計は、世界で初めてアルティタイマー(高度計)とアネロイド気圧計を有する腕時計として、当時著名な冒険家や登山家たちをサポートしたとされています。
他にも、1964年に発表された200m防水のダイバーズウォッチ『ディープブルー』や、それを進化させた『バシィ50』などは、ファーブルルーバを代表する名品として現在まで語り継がれています。
しかし、1980年代になるとクォーツショックにより、スイスの腕時計業界は深刻な危機に陥ります。
ファーブルルーバも例外ではなく、工房は大打撃を受け、一族はブランドの売却を余儀なくされてしまいます。
その後、2011年にインドを代表する財閥の『タタ・グループ』に買収されると、それを期にファーブルルーバは再び息を吹き返します。
長年に渡り培われた歴史と伝統、それに現代的かつ革新的な技術が組み合わさった新しいファーブルルーバは、より画期的で魅力的な機械式時計を生み出すメーカーとして、近年再び注目を集めています。
ファーブルルーバの日本での展開 正規代理店の存在は?
これだけ長い歴史がありながら、日本では非常に馴染みが薄いのは不思議なくらい。
しかし、日本との接点という意味では、あの女性登山家として有名な田部井淳子氏が、1975年にエベレスト登頂に成功した際には、前出の『ビバーグ』を身に着けていたといわれています。
ちなみに、この時の田部井氏のエベレスト登頂成功は、女性で世界初の記録だとされています。
尚、ファーブルルーバの日本での正規取扱が開始されたのは、2016年10月と極々最近のことでした。
ファーブル・ルーバ ジャパン(スイス プライム ブランズ株式会社)が輸入元となっています。
公式サイト: https://www.favre-leuba.com/jp/
ファーブルルーバとヤクルトスワローズがスポンサー契約
2018年6月に、ファーブルルーバがプロ野球チームのヤクルトスワローズのスポンサーに就任したと発表がありました。
これを機に、ファーブルルーバの知名度が飛躍的に上がることが期待されます。
尚、こちらはその時の発表記者会見での一コマ。
出典:https://www.webchronos.net/
「じかんにるーずなのでぜひ1つください」
マスコットキャラクターのつば九郎が、ファーブルルーバの腕時計をおねだりしています(笑)
出典:https://www.webchronos.net/
ヤクルトを代表して登場した小川泰弘投手の左腕に巻かれているのは、『レイダー・シースカイ』という自動巻きクロノグラフ。
出典:https://www.webchronos.net/
シースカイというだけあって、クロノグラフでありながら200m防水を誇るダイバーズ仕様。
44mmというケースサイズはなかなか迫力がありますね。
ちなみに、気になる価格は、国内正規定価49万円+税とのこと。
ファーブルルーバの価格帯と人気モデル
ファーブルルーバの製品カタログを見てみると、最安値のモデルは165,000円+税となっています。
逆に最高値のモデルは、850,000円+税となっています。
但し、最高値のモデルだけ一つ飛び抜けて高いため、平均すれば30万円前後がファーブルルーバの主要価格帯になるようです。
よって、ミドルクラスの機械式時計ブランドというのが妥当な位置付けになるでしょう。
ラインナップは大きく分けると、『レイダー』と『チーフ』という2つのシリーズに分かれます。
出典:https://favre-leuba.com/jp/
レイダーは、過去のビバーグやディープブルー、バシィなどの名品のオマージュであり、まさに冒険家やダイバーのための腕時計となっています。
チーフもまた、過去のデザイン要素を引き継ぎながら、そこに現代的解釈を加えたシンプルでフォーマルなスタイルが特徴。
人気でいえば、レイダーのアイテムの方に集中しそうな感じがします。
ということで、「世界で2番目に長い歴史」というブランド背景に価値を感じ、さらに存在感のある高級スポーツウォッチを求める方にとっては、ファーブルルーバのレイダーなんかは、なかなかおすすめだと思います。
これだけ語れる要素を持っていながら、他人と被ることはまず有り得ないというのも、なかなか魅力的かもしれませんね。
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