IWCマーク18の評価や中古相場、並行価格について書いてみました。
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1868年にスイス・シャフハウゼンにて創業したIWCは、150年以上も経った現在でもスイス時計業界きっての人気ブランドとして、その地位を不動のものにしています。
これまでに、ポルトギーゼ・アクアタイマー・インヂュニア・ポートフィノ・ダヴィンチといった人気シリーズを数多くリリース。
中でも、パイロットといえば、1936年に製作された『スペシャル・パイロット・ウォッチ』を原点とする、同社を代表するシリーズです。
ちなみに、このスペシャル・パイロット・ウォッチと、それから9年後(1945年)に製作された『W.W.W.(Watch Wrist Waterproof)』は、後になってからそれぞれ『マーク9』と『マーク10』という呼び名が付けられたといわれています。
実は、マークシリーズとしてリリースされたのは、1948年に発売された『マーク11』が初めて。
それ以前に発売された2つのモデルは、後から便宜上、そう呼ばれるようになったようです。
マーク11は、1940年代後期から60年代初期までの間、イギリス軍に採用されていたことは、時計愛好家の間ではとても有名な話。
他にも、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの空軍パイロット用に納入されていた実績も有ります。
それら数多の実績からして、マーク11が如何に完成度の高いモデルであったかは容易に想像できるはずです。
それから70年近い時を経て、2016年にリリースされたのが現行の『マーク18』。
マーク18には、未だマーク11の面影が色濃く反映されているのです。
と、前置きがだいぶ長くなりましたが、今回はそんなマークシリーズの現行モデル。
マーク18のSSブレスモデルについて、その魅力や、中古品と並行輸入品の相場などをまとめてみました。
参考にしていただけたら幸いです。
IWCマーク18【IW327015】の定価とスペック
まずは、定価とスペックについて見ていきましょう。
■素材:ステンレススティール(ケース&ブレス)/サファイアクリスタル(風防)
■ケースサイズ:40mm
■ケース厚:11mm
■重量:約150g
■防水性能:60m
■ムーブメント:自動巻き
■キャリバー:Cal.35111
■パワーリザーブ:約42時間
■国内正規定価:575,000円+税
マーク18は2018年に、それまでの『IW327011』から『IW327015』へとマイナーチェンジが行われています。
両者はムーブメントが異なり、前者(IW327011)はETAベースのCal.30110を搭載し、後者(IW327015)はセリタベースのCal.35111を搭載しています。
機能的な特徴としては、耐磁性を高めるための軟鉄製インナーケースを採用。
防水性能は、パイロットウォッチ及び日常使用としては十分な6気圧防水を確保しています。
IWCマーク18【IW327015】の重さや大きさは?
40mmというケースサイズからは、ある程度は想像できたものの・・・。
腕周り16.5cmの当方の腕に乗せてみると、想像していたよりも少し大きく感じました。
シンプルなデザインとベゼルの幅が狭いことが、余計にそう感じさせるのかもしれません。
ただ、私の腕には決して違和感のある大きさではなく、見た目的には十分に許容範囲。
それよりも、流石パイロットウォッチなだけあって、視認性の良さは特筆に値します。
この時計の本来の目的は、瞬時に時間を把握するためのプロのための道具ですから、正にその通りの逸品だともいえるでしょう。
屈強なSSブレスを採用しているのにも関わらず、重さは全くと言っていい程気になりません。
ケースの厚さに関しては、むしろ薄いと感じるくらいで、ほぼノンストレスといった感じ。
唯一、価格相応の高級感があるかと聞かれると、若干物足りなさは感じました。
とはいえ、これもプロのための道具(計器)であることを考えれば、逆に硬派な感じがして、コレはコレでこの時計の魅力なのかなとも思います。
IWCマーク18【IW327015】の中古相場と並行価格
ここでは、直近(2019年7月時点)の中古品と並行輸入品(新品)の相場についてまとめてみました。
尚、中古品に関しては、なんと『楽天』や『ヤフーショッピング』では、出品が全くありませんでした。
そのため、中古品はマイナーチェンジ前の【IW327011】を、並行輸入品はマイナーチェンジ後の【IW327015】の相場についてまとめています。
【IW327011】の中古相場
【IW327011】の中古価格を楽天で調べてみると、最安値が442,750円、最高値が468,000円でした。
平均すると、45万円前後が現時点での相場のようです。
【IW327015】の並行価格
次に【IW327015】の並行価格については、下の図をご覧ください。
出典:https://kakaku.com/
これは直近1年間の新品並行価格の推移です。
発売当初(2018年10月)の平均が502,680円だったのに対し、現在は497,972円と、5,000円近く値下がりしています。
ちなみに、国内正規定価は621,000円(税込)なので、現在並行輸入品はそれよりも12万円以上も安く買えることになります。
さらに、IWCの場合、オーバーホールなどのメンテナンスの際に、所謂「並行差別」が無いことを考えても、購入するのであればやはり並行輸入品の方が断然お得だと思います。
最後に
当記事を書くにあたって『The watch Company(TWC)』様という時計店から、IWCマーク18【IW327015】の現物をお借りしました。
TWCは東京中野の中野サンモール商店街に実店舗を持ち、オンラインショップも展開する腕時計専門店です。
IWCは他にも、ポルトギーゼやポートフィノをはじめとする人気モデルの品揃えが非常に充実しているお店です。
さらに、カジュアルなGショックから雲上時計のパテック・フィリップまで、実に多種多様な腕時計を幅広い価格帯で品揃えされています。
話題の新商品がどこよりも早く入荷することもあるようなので、ぜひこの機会に、またはお近くにお出かけの際はお店を覗いてみてはいかがでしょうか。
お店の詳細はこちら
ザウォッチカンパニー – ロレックス – TWC高級時計専門店
今回紹介した商品はこちら
IWC パイロットウォッチ【IW327015】
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